肝臓の痛み

肝臓に痛みが現れると、肝臓が相当悪くなっていると言われますが、実は肝臓には痛みを感じる神経がありません。肝臓を覆っている腹膜周辺にある神経や筋肉、臓器が影響を受けて痛みを感じる仕組みになっています。

 

肝臓の痛みを放っておくと…

 

肝臓と連動している臓器の中に腎臓があり、肝機能の悪化により腎臓障害を起こしやすくなります。さらに肝硬変になると、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道静脈瘤などを併発しやすくなります。胃の痛みを感じて、ただの胃炎と思っていても、実は肝臓の問題が原因となる場合もあります。

 

体の右側の痛みに注意

 

肝臓に炎症がある場合、倦怠感や食欲不振、黄疸などの症状の他に、背中の右側が痛くなることがあります。この痛みは姿勢の悪さなどからくるものと違い、体を動かさず寝ている場合でも痛みを感じるのが特徴です。背中が痛む場合には、痛みが来るタイミングに注意してください。

 

肝臓がんや肝硬変に至ると下痢や長引く腹痛、お腹の張りなどの症状も加わります。肝臓は体の右側にあるので、右悸助部や背中、右側の腰痛など、体の右側に痛みが現れます。

 

もともと肩こりや腰痛があり、痛みが慢性化している方は見分けづらいかもしれませんが、その場合はほかに気になる症状がないか、気を付けておきましょう。

 

長引く肝臓の疲れで肝臓がマヒ状態になると鈍重かんぞうになってしまい、肝機能の回復がより困難になってしまいます。少しでも思い当たる症状があれば、肝臓の病気も視野に入れ、病院で検査することをお勧めします。