肝臓血管腫

肝臓血管腫とは、簡単に言うと肝臓内にできる良性の腫瘍の事で、他の良性腫瘍と同じように体内ではかなりの発生率がありますが、すぐに治療しなくても命に係わることは稀です。

 

複数ではなく、単発でできることも特徴の一つです。もちろん放置して良いというものではありませんが、とりあえず大きな心配はありません。

 

肝臓血管腫とはいわば血が溜まっておできのようになった状態で、すぐにがん化するようなたぐいのものではありません。大きさも様々で小さいものは10ミリ程度のものから、大きくなると10センチを超えるようなものまで様々です。生まれつきのものは少なく、原因はあまり知られていません。

 

この血腫もほとんど自覚症状はなく、超音波検査で見つかることがありますが、多くの場合悪性腫瘍と区別するためにMRI検査や造影剤を使ったCT検査などの精密検査を行うことがあります。

 

肝臓がんのできやすい体質の方やウイルス性の肝炎、肝硬変の方はあまり軽視せず、定期的な健診により経過を観察してください。肝臓がんの場合には急激に成長するという特徴があります。

 

本当にまれなことですが、10センチを超えるような場合は痛みを伴ったり、破裂して腹痛や貧血などの症状が出る危険もあるので、外科手術が必要な場合もあります。

 

肝臓は深刻な症状が出てきたときには、すでに悪化している場合も少なくありません。いずれにしても病院で検査を行い、適切に対処しましょう。