肝臓と糖尿病

糖尿病と肝臓病の関係を説明するうえで、重要なのはメタボリックシンドロームです。基本的に糖尿病の方は肥満気味の場合が多いです。

 

食べ過ぎや運動不足などの悪い生活習慣の積み重ねがメタボリックシンドロームを生み出し、やがて糖尿病になり、さらに肝機能の低下につながるパターンが非常に多くみられます。

 

肝機能の低下の原因である脂肪肝について考えてみましょう。健康な人の場合、肝臓の中性脂肪は約2%〜3%ですが、脂肪肝と呼ばれる状態は約30%の中性脂肪が肝臓についている状態になります。

 

これはいわゆる内蔵脂肪型肥満の一種で、痩せている人にも注意が必要です。その原因は、カロリーとアルコールの採りすぎがほとんどです。

 

特にアルコール性脂肪肝は肝炎、さらには肝硬変へと進んでいく、大変恐ろしい状態です。肝硬変にまで進んでしまうと、肝臓が本来の肝細胞の代わりに線維細胞で満たされてしまい、肝臓本来の機能を失ってしまいます。

 

普通肝細胞は再生を繰り返し正常な機能を保っていきますが、肝臓に大きな負担をかけ続けると、だんだんと細胞の線維化が進んでしまいます。

 

肝機能の低下により、代謝機能も下がり、血糖値を下げる働きも弱くなるため、倦怠感や黄疸などの自覚症状が出てきます。

 

食事により摂取した糖分を肝臓に蓄える働きが弱くなると、肝臓に取り込めなかった糖分は血液中にのこるため、血糖値が上がり、インスリンを分泌する膵臓に負担がかかり、結果として膵臓の機能低下につながります。

 

肝機能が低下すると糖尿病が悪化し、糖尿病が悪化すると肝機能の低下を招くという悪循環を引き起こしてしまいます。

 

毎日の食生活の改善と継続的な運動により、メタボリックシンドロームを防ぐことで、生活習慣病の改善に努めましょう。毎日の食生活のお共に肝臓に良いサプリもどうぞ。